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    ミュージカル『イザボー』観劇

    ミュージカル『イザボー』

    2月11日(日)12:30からの大千秋楽公演を観てきました。
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    (上の画像はイザボーのサイトから借用)

    場所はオリックス劇場。
    旧大阪厚生年金会館。

    過去、
    地下鉄の駅から出て歩いて移動中、
    迷子になって、
    会館とは逆の方向へ行ってしまい、
    開演時間に遅れそうになり、
    タクシーを拾って何とかたどり着けた体験あり。

    きっと今回も迷うだろうと思い、
    移動情報サイトを調べて、
    その指示に従って移動した結果、
    迷うこと無く、
    最短コースでたどり着くことが出来ました。

    ミュージカル『イザボー』観劇_f0338114_11565156.jpg


    劇場付近に広場が無いため、
    向かいの公園で待機列。

    11:45頃、開場。
    (下の劇場内の配置図・客席図はオリックス劇場のサイトから借用)
    ミュージカル『イザボー』観劇_f0338114_12045851.jpg

    エントランスから入ってすぐ左手にグッズ売り場。
    突き当たりがトイレ。
    女子トイレが少なすぎるようで長蛇の列。
    5階(3階席)トイレが空いているとのことで、係員の誘導がありました。


    12:10着席

    望海風斗さんファンクラブで取ったチケット。
    1階17列目の左端の方。
    ミュージカル『イザボー』観劇_f0338114_12115204.jpg
    1階は24列まであるので中程の席なのですが、
    端っこ近くなので、
    ステージ中央が遠く見えます。


    12:30の少し前に、
    ステージに出演者が2人現れ、
    観劇に関する注意を説明しつつ、
      「シャルル・セッツ(シャルル7世)」
      「シャルル・セッツ」
    と客席をあおっていく。
    観客も、腕を上げ声を出し、
    シャルル7世の戴冠に熱狂する民衆と化し、
    舞台が始まりました。


    【出演者】
    イザボー・ド・バヴィエール(望海風斗)
    シャルル7世(甲斐翔真)
    シャルル6世(上原理央)
    ブルゴーニュ公ジャン(中垣内雅貴)
    オルレアン公ルイ(上川一哉)
    ヨランド・ダラゴン(那須凛)
    ブルゴーニュ公フィリップ(石井一孝)
    イザベル(大森未来衣)
    ヴァレンチーナ(伯鞘麗名)

      石井咲、加賀谷真聡、川崎愛香里、齋藤千夏、
      佐々木誠、高木裕和、堂雪絵、中嶋紗希、
      宮河愛一郎、安井聡、ユーリック武蔵

      スウィング(井上望、齋藤信吾、高倉理子)



    【キャストの感想】

    望海風斗さん演じるイザボー。
    無機質な美貌。
    重い圧。
    登場シーンは、
    ほんと、ラスボス登場!という感じ。

    シャルル6世に嫁ぎ愛され7年、
    夫が狂うまでは、若く純な「小鳥」のような王妃。
    夫発狂後は、自分・夫・子ども達を守るべく「ケモノ」へ変貌。
    放埒三昧、やりたい放題の王妃の姿から、
    孤独な老いた日々を送るまでの演じ分けが秀逸。

       ***

    上原理央さん演じるシャルル6世。
    精神錯乱に陥り従者を斬り殺すシーンから始まり、
    正気と狂気とが交互に訪れ、
    徐々に狂気に乗っ取られていく演技がとにかく凄まじい。

    狂気に乗っ取られ
    「自分」が無くなっていく苦しみ悲しみ絶望は、
    まるで『山月記』の主人公李徴(りちょう)。

    2幕始まり、
    王弟ルイ(上川一哉)の昔語りのシーンで、
    愛する妻の元へどちらが早く帰れるかルイと賭ける
    若きシャルル6世の
    屈託の無い笑顔、無邪気な姿や、

    2幕途中、
    夢の中でイザボーを抱きしめ
      「(狂った自分は)夢の中でしか愛を伝えられない」
    とイザボーへの愛を伝えるシーンが織り込まれ、

    幸せな過去と、残酷な現在とが交錯し、
    さらに悲劇性が高まる、
    鬼気迫る演技、
    豊かな声量の歌声に心掴まれた。

       ***

    上川一哉さん演じるシャルル6世の弟ルイ。
    「王の弟」という微妙な存在。
    兄がいる限り王にはなれない微妙な立ち位置。

    叔父フィリップが背後で政権を取ろうとしているのを陰でののしっているが、
    イザボーと組み権力を手に入れたり、
    次々を女性に手を出すだけでなく兄の妃であるイザボーにも手を出したり、
    チャラいというか、屈託した人間性を演じるのがうますぎる。
    時折、ふっと魅せる空虚な瞳の演技に魅せられる。
    歌うまい。
    ダンスきれきれ。

       ***

    甲斐翔真くん演じるシャルル7世と
    那須凛さん演じるヨランド。
    2人がストーリーテラーとなって過去の出来事を紐解いていく。
    また、
    重い話の中、
    2人は些細な笑いを与えてくれ、
    歴史の残酷さで重くなった気持ちをふっと軽くしてくれる役目も担っていた。

       ***

    甲斐翔真くんは甘いマスク、長身、出てきただけでパッと輝く華。
    自分の出自の不安と、
    若さゆえに揺れ動く若さが痛々しくも伝わってくる。

       ***

    那須凛さんの存在感。
    怪演というか、存在が別格。
    芝居が上手すぎる。
    初ミュージカルとは思えない歌声。

       ***

    石井一孝さん演じるブルゴーニュ公フィリップ。
    見た目はキツネっぽいけれど、実に狸オヤジ。
    でも、品が良いので、嫌悪感は感じない。
    彼が出てくると舞台に厚みが出てくる。
    セリフも歌詞も鮮明。
    歌声抜群。

       ***

    中垣内雅貴さん演じるブルゴーニュ公ジャン。
    向こう見ずのジャンらしく、
    シャルル6世が暴れた際は必ず彼が体を張って止めに入る。
    老獪な父(フィリップ)と違い、直情径行気味。
    演技も、歌も良い。
    タンゴシーンが最高に切れていた。

       ***

    少女時代のイザボー(イザベル)とジャンヌダルク役の大森未来衣さん。
    彼女はイギリス王家に嫁ぐイザボーの娘カトリーヌにもなっていた。

    「幸せ?」と尋ねたり、
    無言でほほえんだりして、
    イザボーの背後に現れる、白いドレスの少女イザボー。
    シャルル7世の前にフランスの救世主として突如現れるジャンヌ。
    母イザボーに因果を含められて政略結婚の道具となるカトリーヌ。

    これらを大森さんに当てた脚色の意味は?
    きっと深い意味があるはず。



    【大千秋楽のカーテンコール】
    望海さん「東京から含めると26バビエール。
       無事に千秋楽を迎えられてうれしい。」
    望海さん「この大きなセット、皆さん気づかなかったでしょうけど、
       人力で動かしていたんです!!」
        (おそらく、みんな知ってたと思います103.png
    望海さん「役者よりスタッフの方が一種運たりとも気を抜けない作品。」
        (スタッフへの拍手を促され、会場全体で大拍手を送りました。)

    花びらの海にダイブする上原理央さん。

    望海さん、最後に左右の出演者に、何かコメントはないかと聞く。
    甲斐くんが那須凛さんに
     「初ミュージカル、おめでとうございます」
    那須さん、感極まる、
    という場面がありました。


    望海さん「イザボーはこれで終わりますが、
      私達も皆さんも人生はこれからも続いていきます。
      頑張って生きていきましょう!」
    上原さんが「どうか生きてくれ!」
    上原さんの言葉は、芝居の台詞ですが、
    これは末満さんへのエールでもあったのではないでしょうか。


    舞台の下手の方には、末満さん。
    大きなパネル(イザボーのBlu-rayディスク発売のポスター?)を持って
    上に持ち上げてて、
    パネルも末満さんもめちゃ目立ってました。

    ********************
    【1月に見た配信の影響】
    1月に配信で3回視聴したが、
    ナマの舞台は、臨場感が違う。

    セットの迫力、
    きらめく照明の明と暗、
    開場の空間を震わし伝わり迫る音響、
    舞台の広がりや奥行きなど、
    劇場に来て初めて体感できる。

    ただ、ストーリーや大まかな舞台の動きは
    配信を見ていたために
    新鮮な驚きは感じず。

    配信よりも、先に劇場で観るべきだと思った。


    *******************
    【舞台セット】
    古代の円形劇場のような
    古城のような
    要塞のような
    巨大なセットが聳(そび)え、

    人力によって移動し回転しつつ、

    場面の役割に合わせ、
    自在にその存在を変えていく。

    時には、冷たく、
    重く、
    おどろおどろしく、
    その孤高な無機質さが、
    無機質であるが故の温かさ、
    全てを包み込む包容力を感じる。


    【衣装】
    イザボーの衣装
    大森さん演じる少女時代は、白
    ・小鳥時代は、黒
    ・ケモノになってからは赤黒く、鋲(びょう)だらけで、まるで血の鎧(よろい)
     深いスリットは人を傷つける刃物のようで、
     大きなマントは巨大な権力を表すかのよう。
    ・老年は黒さが抜けた赤で、やわらかい素材


    【照明】
    逆光の使い方が効果的だった。
    陰(影)が暗い情念を伝えるかのよう。


    【音楽】
    全ての歌詞がプログラムに載っている。

    中でも好きだったのが
    ・1幕終わりの辺りで歌われた「Queen of the Beasts」
    ・1幕の途中で、狂ったシャルル6世とイザボーが歌う
      「Love and Deliriumー愛と錯乱-」

    あと、甲斐翔真君が黒い羽を背負い歌う黒死病の歌は
    中毒性が強くて、ずっと脳内再生エンドレス。

    *******************

    チラシは長机に並んで置かれていて、
    欲しいモノだけをもらうシステム。

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    7月24日(水)にBlu-ray発売とのこと。

    また、4月にWOWOWにて放送予定。



    【公演グッズ】(下の画像は、イザボーのサイトから借用)
    ミュージカル『イザボー』観劇_f0338114_14084880.jpg


    買ったのは、次の2点。
    ・公演プログラム ¥2800-
    ・トートバッグ  ¥2000-
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    このプログラム、
    けっこうなお値段でしたが、
    歌詞がすべて載っているところがポイント。


    7000円以上買うともらえるらしい絵はがきが欲しかったけれど、
    イザボーサイトのこの画像で我慢。

    ミュージカル『イザボー』観劇_f0338114_14101041.jpg
    (上の画像は、イザボーのサイトから借用)






    ***********************

    帰途、淀屋橋駅から乗車した特急列車が
    ミャクミャク号でした135.png

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    このデザイン、
    見るたび、軽い吐き気を感じるんです・・・148.png


    by akanesasu0124 | 2024-02-11 23:59 | 観劇・ミュージカル | Comments(0)

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