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    紙の本を手に取る:「そうか、もう君はいないのか」(城山三郎)中古本

    ひょんなことから、15年前に書いていた自分のブログの記事を見つけた。
    それは、読書記録。
    5~6冊の本の題名と、簡単な感想が書いてある。

    どの本も読んだ記憶が無い
    そればかりか、「そんな題名の本があるとは」という本もある。

    人の記憶の頼りなさ。

    いや、私だけか・・・。


    その中の1冊「そうか、もう君はいないのか」という城山三郎さんの本が気になった。
    Amazonのサイトへ行くと、まず電子書籍があり、次いで中古本が並んでいる。
    新品は無いのかと思ったが、電子書籍を開くと、文庫本はある。
    ハードカバー本の新品が無いようだ。

    中古本をポチって買った。
    値段は、¥261-だった。

    モノを増やさないために、最近は電子書籍を買うようにしているが、
    この本だけは、紙で読みたかった。

    すぐに手元に届いた。
    「美品」ではあるが、中古本。
    経年劣化や、若干の使用感が認められる。

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    ¥261-で入手したが、元は¥1,200-(税別)もしていた。

    2008年 6刷 とある。
    城山三郎さんの人気が うかがえる。

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    この本は、どんな持ち主の手を経て、私のところにやって来たのだろう。
    元の持ち主のことを思いつつ手に取る。


    表紙の紙質は手になじみやすく、
    片手で持ち支えられるサイズ。
    重くもなく、軽くもなく、それでいて確かな存在感がある。


    白黒を基調としたカバーのデザイン。

    」の文字の色だけ茶色く薄く、
    「君」の存在の大きさが伝わってくる。

    誰もいない椅子の上にクッションが置いてある。
    線だけで描かれた椅子。
    濃淡で色づけされて描かれているクッション。

    クッションだけが実在しているかのようであり、
    誰も座っていないことで、
    ここに座っていた「君」は、もういないのだという現実が伝わってくる。
    それとともに、
    「君」はいないが、確かに「君」は存在していること、
    見えないけれど、クッションの上には「君」が座っている、
    そんな、城山さんの思いが凝縮しているように感じた。


    手の感触と肉眼で見える世界観。

    紙の本は、よいものだ。




    by akanesasu0124 | 2025-01-18 06:41 | つぶやき | Comments(0)

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